教育に必要なのは、やっぱり自律性とメタ認知!

子どもと大人が自分らしさを知り、
周りと共にあることに気がつき、
みんなそれぞれが幸せに、
生きる力を発揮するー
そんな世界をつくる
お手伝いをしている戸塚真理奈です。

そのために、まずは
「自分の一番の親友は自分自身」と
子どもや大人が気づけるよう
お伝えをしています。

さて、久しぶりのブログです。
(ゾンビさん状態ですね・・笑💦)

With コロナの生活には長短ありますが、
「長」の一つに
世の中にたくさんのウェビナーが
生まれていることがありますね。
私も、お届けする側、伺う側の両面で、
充実した時間をいただいています。

今月は、麹町中学校の元校長先生であり、
教育界で著名な工藤優一先生のご講演を
家にいながらにして聞く機会がありました。

麹町中学では
中学受験で望みが叶わずに12, 13歳で
「どうせ自分なんて・・」というメッセージを
自身に送り続けるような子どもたちの
ハートを立て直すことに苦心されてきた工藤先生。

そんな先生の
今の教育現場を斬る言葉には
刺激を受けるばかりでしたが、
その中でも、掲げてくださっていた
特に大きなテーマが
「自律性」という点でした。

先生によると
日本の教育は、
とにかく、とにかく、とにかく
手をかけすぎ、
それも本質的なところではないところに
手をかけすぎで”過剰サービス”なのだそう。

個人の得意・不得意には目を向けない
画一的かつ量の多い
宿題・課題などはその典型ですね。
細かい校則も、ありますね。

過剰なサービスでは
それに慣れきってしまい、
自律性が育たないとのこと。

ちなみに麹町中学では、先生方は
「勉強しなさい」とは
一切言わないそうです。

その代わりに、
・君はどうしたいの?
・何をしたいの?
・何をどう支援してほしい?
という問いかけをたくさんするそう。

そうやって、
自己決定の機会をたくさん届け
自己肯定感を少しずつ少しずつ
育む努力をされてきたそうです。

自己肯定感があってこそ
自律性が育まれていきます。
個人が、自分主人公でものを考えて
人生をデザインしていけるのです。

そんな大切な自律性。

それを育むために、
欧米の教育システムでは
脳神経科学の研究の先端が
どんどん取り入れられています。

工藤先生のお話によると
「自律型脳」のためには
1. 安心できる環境
2. 環境に強い脳
を作っていくことが
不可欠なのだそう。

上の1に関連して、扁桃体ハイジャック
についても紹介されました。

いかにヒトの脳がネガティブに転びがちか。
扁桃体ハイジャックが頻繁に起きる脳では
子どもも大人も本領発揮ができません。

2は、今話題の「レジリエンス(回復力)」に
関係しますね。

1も2も、カギを握るのは
自分を少し上の目線で眺める力=
「メタ認知力」
です。

日頃より皆さまに
アツくお伝えしている内容を
日本の教育現場で
意識高い活動を
されているご専門の方からお伺いでき、
「やっぱり!(I knew it!!)」と
点と点が繋がったのでした。

自律する(自分で自身を認め、律しながら
努力する、励ます、伸ばしていく)
教育のために、
脳神経科学を取り入れながら
大人たちにサポートできることは
実はたくさんあります。

そして、学校はもちろんのこと、
家庭でも、「安心できる環境」を
用意することができます。

安心するだけでは学力アップに結びつかない!と
感じる方もいらっしゃるかもしれないですね。
でも、「安心できる」ことは
ただそれだけで、脳や心の健康に
非常に大きな有益性があります。

科学を活用しながら
子どもたちが
「自分で自分を伸ばしていく」ことを
応援してあげたいですね。

いつもお読みくださり、
ありがとうございます。

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